たった一言の「学びたい」から、すべてが始まった。
2007年、異国の地・サンフランシスコで、私たちは小さな一歩を踏み出しました。
日本語に興味を持つ子どもたちのまっすぐなまなざし
大人たちの「もう一度学びたい」という静かな情熱。
その想いに応えたい——そんな願いから、私たちの学校は生まれました。
学ぶのは、言葉だけではありません。
言葉は文化そのもの。
私たちは、日本語の語彙や文法を教えるだけでなく、日本の年中行事
礼儀や価値観といった日本文化の奥深さも、丁寧に伝えてきました。
そこには、教科書の枠を超えた「生きた日本語」があります。
学び続けている生徒たちと共に過ごした時間は、単なる語学学習を超え
人生の一部として積み重なっています。
進学、就職、転職、結婚、出産——人生の節目に寄り添いながら
共に笑い、共に成長してきました。
その歩みをカナダ・バンクーバーへも広げ
これまでに1,800名以上の学習者と心を通わせてきました。
言葉というツールを使い、「想い」を届ける。
私たちは、第二言語あるいは継承語として日本語を学ぶ一人ひとりの人生に寄り添い
「生きた日本語」を習得できるよう、心を込めた教育を届けています。
そして現在も、時代とともに進化する日本語教育の最前線に立ち、
学習者一人ひとりの可能性を広げ、日本語を通じて
より豊かな人生を築く学びの場を提供し続けることを目指しています。
そして今、日本語を教える側へと挑戦する方々にも、私たちの経験を届けたい。
理論では伝えきれない、教室のリアルを。
世界へ羽ばたく指導力と、確かな自信を。
言葉と人生をつなぐ教育の現場を、これからも皆様と共に。